友情結婚 に対する価値観も様々。「温かい家庭」という言葉から思い描く形とは。

2022-09-18

パートナーのタカとは、結婚に対する価値観に関しては、何度も話し合いと認識合わせを重ねてきた「つもり」でした。

友情結婚 では、相手との関係性が上手くいかなくなったとき、恋愛感情というセーフティーネット(?)がありません。
嫌な面に目をつぶって、この人と一緒にいられて幸せ!とは感じにくい難しさがあると思います。

実は入籍後に大きな価値観の相違が発覚し、今でも最適な形を見つけるために試行錯誤の日々。
タカもおそらく同じなのだとは思いますが、とても苦しい思いをしています。

ここで、私の結婚観を振り返って書いてみます。
それに対して、タカとここ最近話し合った内容を振り返り、冷静に比較してみられればと思います。

私(妻:あや/アセクシャル)の結婚観

・性行為以外はすべて普通の恋愛結婚と同じように仲良く楽しい家庭(=温かい家庭)を築くこと。

・結婚する意義のひとつは何でも話せる、相談できる相手に側にいてほしいから。

・普段の生活におけるコミュニケーション(会話のキャッチボール)が大切。
 最低限の事務連絡だけではなく、その日あった他愛のないことを話したり、友人のような関係性でありたい。
 →毎日必ず会話したいとかではない。話したいことがあれば話す、程度で。

・相手の時間を束縛するつもりはないし、自分も自由にさせてほしい。
 →各自の趣味で週末2日とも家を空けるようなことが頻繁にあっても特に構わない(予定の共有は必要)。

・結婚することで、1+1=2以上になれるように努力したい。

・結婚により、自分を一番大切にしてくれる存在(=安心感)を得ることができる。

・配偶者とは楽しいことを共有し、辛いことがあっても一緒に乗り越え、大切にしていくべき存在である。


私の性的/恋愛的指向や性自認について

結婚観とは少し違いますが、私のマイノリティとしての志向は概ね以下のようなものです。

過去(2021年4月)、婚活を始める前(友情結婚相談所に入る前)にまとめたものです。
今思えば、Twitterで情報収集を始めた当初のこと。自分がマイノリティであることを明確に自覚してからあまり日も経っていない頃のものかなと思います。
1年以上たった今見返してもほぼ同じ回答になりそうなため、記録としてもそのまま掲載します。

#AceFile2 性的志向
#AceFile2 恋愛的志向

特定非営利活動法人にじいろ学校さんのテンプレートをお借りして作成しました。

作成してみることで、自分を見つめなおす良いきっかけにもなり、やったことのない方にはお勧めです。
ほかにもこのようなテンプレートを提供している媒体はいくつかありますので、しっくりくるものを探してみるのもよいと思います。


パートナー(友情結婚相手)に対して求める理想の条件は 以前の記事 にまとめています。
こちらもご興味あればお読みください。

婚活時に夫:タカ/ゲイと共有していた内容

友情結婚相談所カラーズでは、婚活の際、価値観の擦り合わせに利用できる話し合い冊子と呼ばれるフォーマットが用意されています。

交際期間中には、最低限この冊子をもとに価値観をすり合わせていきます。

この冊子において、きちんと文章として残した形でタカと共有していました。
当時記載した内容を一部抜粋すると以下のように書いていました。(原文ママ)


<どんな結婚生活をしたいのか>

安心感を感じられる生活。
お互いが理解し合い、必要な時には何でも相談でき、頼れる、大切にしたい存在がい
るという思いを持ち続けたい。
お互いの自由な時間も大切にしつつ、月に数回は一緒に趣味、食事、外出などを楽しみたい。

<結婚生活を守るために大切にしたいこと>

コミュニケーションを何より大切にしたい。
隠し事、嘘はつかないこと。
意見が折り合わない場合にも、話し合いを避けないこと。
相手への不満もきちんと伝え合える間柄であること。
感謝の気持ち、尊敬の念を忘れずにいること。


最近は情報発信されている方も多いので、マイノリティの方々の考えを目にする機会も増えてきました。
ここまで心理的繋がりを理想とするのは、セクシャルマイノリティとしては(友情結婚界では)珍しいほうなのかも?とも、考えるようになってきました。。

婚活当初からこの価値観にブレは無く、しっかりと文章の形で(タカ以外にお見合いで出会った方々へも)共有していたので価値観が異なる方々とはきちんと棲み分けができていたはず・・・でした。

価値観の擦り合わせは十分にしてきたはずなのに、結婚生活は私の理想とは程遠い状態が続いていました。



私が彼の価値観をそもそも見誤っていたのか?
まずは婚活時の話し合い冊子を見返しました。