【休職3ヶ月目】心療内科を転院。治療方針がまるっと変わる急展開。人間性の大切さを再認識。
本エピソード(転院)に至るまでの経緯に関しては別記事:"病院に行けなくなった話。精神科医師との相性はとても重要だということ。"に書いています。
いよいよ、転院先の初診。
朝からド緊張。今後どのように進んでいくことになるのだろうか…。
しかし、この1週間は非常に調子がいいししっかり眠れている。
前院でバックレた診察を最後に、約3週間ぶりの病院となる。
頭の中では何度も何度も振返りをして、十分に整理したつもりではあったが、いざ通院日となると経緯や状態を上手く伝えられるか不安に。
前院でのトラウマもあり、誤解を招いたり、上手く伝わらなかったら、説明が下手だと思われてしまったらどうしよう、と。
久しぶりに強い緊張と動悸を自覚した。
ただ不安がっていても仕方ないので念入りに準備をすることに。
しっかり準備することで安心に繋がるのは、仕事でもいつもやってきたことのはず。
(精神科の)初診の診察で伝えるべきことについて各種動画やHPなどで予習確認し(何度もやったことだが…)改めてきちんと整理を、と思い紙にまとめてみることにした。
出来事や症状など、横断的な事象を時系列に沿って並べていく行為は非常に役に立ったしわかりやすくなった。
今後、良くも悪くも今の状況を思い返したり振り返ったりすることもきっとあるだろうし…。
いざ、診察へ。
先生はとても物腰が柔らかく、安心感を持てた。
まずは産業医からの紹介状を拝見しました、ということで、第一声から「前医でリワークを勧められたことなどがあって、こちらに来られたのですね」と。
紹介状にどこまでの内容を記載してくれていたのかはわからないが、おおよその経緯は伝わっているようだった。
その点ではとてもありがたかった。
前医は最初から少し苦手意識のあったこと、リワークの提案を受けてからは、話し合いをするも否定されるばかりで通院が辛くなってしまった事、などを伝えた。
それはお辛かったですね。と、とてもにこやかな表情でしっかり目を見て話してくれるので安心感がある。
こんなに優しく対応されてこれから大丈夫か?急変しないよね?と不安になるほどに。
今の主な症状は不眠だが、ここ1週間で急に眠れるようになったと。
思い当たる変化はありますか?と聞かれたが、、思い当たるとしたら通院をやめてしまった事しかない、と。
行けなくなってしまい、薬も切れてしまっている。
行かなくなったことで不安が低減したこととしか思えない。
その後、改めて今までの経緯や症状などを一通り聞かれたのち、今までの話から、「既に寛解と言っていいのでは」とのこと。
数週間様子を見て、問題ないようでしたら復職許可を出しますよ、と。
まさかの急展開!!
しかも、抗うつ剤もすでに飲んでいないのであれば、睡眠薬のみにしてみましょうか、と。
寛解というほどの話がもらえるとは思っていなかったし、抗うつ剤を再処方してもらって様子を見ていくことになるかとばかり思っていたので驚き!
と同時に、急に光が見えた解放感。
ひとまずはとても安心して病院を出ることができた。
精神科医という存在に対する恐怖心や警戒心のようなものはまだ大きく残ってしまっているのが正直なところだが、少しずつでも心を開いて、素直に症状を話して相談できる関係性を作れたらいい。
どんなにプロフェッショナルだったとしても、やはり最後は人間性で信頼が決まる。
そういうものじゃないかなあと改めて思わされたし、それが人間の面白いところだとも思う。
やはり、緊張もあってか、家に着いたらどっと疲れを感じた。
本当にいままでの3ヶ月はなんだったのかと。大事な時間を返して欲しい!!
とはいえ。まだまだ予後はわからない。
実際、この日は嬉しすぎたのか興奮したのか、はたまた断薬のせいか、、寝つきも悪く早朝覚醒も。
翌日は頭痛を抱えて過ごすことになったので、楽観視はできない。
焦らずにいかなければ。
休職開始初期の記事はこちら