友情結婚活における カミングアウト のメリット、デメリット

2022-09-18

現在のパートナーとは友情結婚相手として出会ったので、初対面の日から(正確に言えば会うよりも前から😅)、お互いのセクシャルは カミングアウト されている状態でした。

初めてお越しくださった方のために、パートナーのタカはゲイ、私はアセクシャルです。
私自身のもう少し詳しいセクシャリティについてはこちらをご参照いただければと思います。

>>アロマンティック・アセクシャルの私

結論から言うと、最初からカミングアウトしている状態というのは、交際を進めるにあたり、私にとっては非常に楽でした。
今回は、友情結婚前提での交際経験から私が感じたメリットとデメリットについて、お話していきたいと思います。

カミングアウト していることのメリット

交際中のスキンシップは無し

友情結婚であればある意味当たり前なのかもしれませんが、キスはもちろんのこと、手つなぎやハグは一切ありません。
普通の恋愛を装って(?)異性とお付き合いする場合には、ロマンチックな雰囲気になりそうか、ホテルに誘われるのではないか、など常にその点への不安が絶えません。
この心配をしなくていいのは、やはり交際していく中では大きなメリットだと感じました。

ただ、私はどちらかというと一般的な恋愛に憧れを持っているタイプ。
心を許せる相手なら、普段のデートでは、手を繋いだり組んだりして仲良さそうに歩くこともたまにはしたいと思っていました。
行為は断固としてNGなのですが、実はキスまでは受け入れられるのです。
(自分から欲求を持つことはないのですが、求められればそれなりに対応できるし嫌でもない)
スキンシップ(他人との触れ合い)も好きで、頭を撫でてもらったり、軽くハグしてくれるのは結構嬉しかったりします。
ただ、そこから次のフェーズに移行したいと言う欲求が見えた瞬間、嫌悪感に変わってしまいます。🤮

恋愛感情はわからないものの、「誰かから好かれている」という状態への欲求はあるようなのです。
実はこれってアロマアセクの中でもかなり珍しいタイプなのでは、と最近気が付き始めました。
冷静に考えると、なんというわがままな性質・・・🙄
自分は恋愛感情を向けられないのに、相手からは欲しいという。。

これも、SNS(主にTwitter)でセクシャリティに関する情報収集を始めたからこそわかったこと。
日常生活でセクシャルマイノリティの方とお話しする機会など皆無ですが、SNSのおかげで自己理解も深まってとてもありがたいと思っています。
自分はもしかしたらマイノリティかも?と思っている方は、是非SNSでの情報収集をお勧めします。

自分のセクシャリティについて心置きなく話せる、聞ける

友情婚活は、対面でマイノリティの方とお話しすることになる初めての経験でした。
現時点では、婚活中に出会った方以外とセクシャルについての話をしたことは一度もありません。

これも一見当たり前のことではあるのですが、自分のセクシャルを隠さなくていい、ということ自体が、とても楽だったのです。
隠すことが当たり前すぎて婚活前には考えたことがなかったのですが、偽らずに話ができることはとてもありがたかったです。
正直に話しても否定されることは無いし、むしろ受け止めてもらえる。
こんなにありがたいことは無いと思いました。

私は、「アセクシャル」という言葉は使わないまでも、恋愛感情、性的欲求がわからないことを1人の親友に打ち明けたことがあります。
きちんと受け止めてくれ、変わらず仲の良い関係ではありますが、「そうなんだー」「好きな人に出会えば違うと思うよ」などとなんとなく流されてしまいました。
やっぱり理解はしてもらえないんだ、自分がおかしいんだ、と寂しい思いをした経験です。

その点、タカは私の性質をそういうものだとして受け止めてくれます。
ただ、タカはゲイのため恋愛感情は持っています。そして自称恋愛感情を抱きやすいタイプとのこと。一目惚れもよくするらしく、テレビなどを見ていても恋愛感情を抱いて幸せそうなときがよくあります。。
私はその幸せそうな感情が一切わからないので、羨ましいなと思ってしまいます😢


メリットはたくさんあったはず・・・と思っていたものの、ありきたりのことしか書けませんでしたorz
しかし、やはりこのメリットは私にとってとても大きかったのも事実です。
これまでもこれからも、性的なことを一切求められない安心感は何にも代えられません。

カミングアウト していることのデメリット

メリットと対比でデメリットも・・・と思い書き始めたこの記事ですが、2人の関係性を築いていく上では、カミングアウトしていることのデメリットは特に思い当たりませんでした🙇‍♀️
デメリットを知りたくて読んでくださった方、ごめんなさい!!


しかし、やはり友情結婚を選んで問題になるのは周りとの付き合い方。
結婚に至るまでには、親や友人への紹介など、何度もハードルが訪れます。
馴れ初めの紹介やら普段の過ごし方、ラブラブな新婚生活を想像して質問攻めにあいますし(私だって逆の立場ならそうします😂)、ボロが出ないよう取り繕うのに必死です。

友情結婚を選んで大変なこともやはりたくさんありました。今後の記事で書いていく予定です。
更新が滞っていますが、気長に待っていただけますと嬉しいです!