友情結婚においてパートナーに求める条件 。アセクシャルの私の場合。

2023-11-12

※この記事を書いた当初は離婚して数か月の時期でした。現時点では離婚しておりますが、記事はあまり加筆修正せずに残しています。
筆者の簡単な自己紹介や、離婚に至るまでの経緯はこちらの記事をご参照ください。


婚活や恋愛の話をしていると、「どんな人がいいの?」というのは間違いなく聞かれる質問です。
これってものすごく難しい質問だと思うのですが、婚活を進めるうえで何度も考えた私の理想の条件はこんな感じでした。

パートナーに求める理想の条件

・向上心、好奇心がある

・話し合いができる。逃げない。

・感謝や謝罪を素直に伝えることができる

・思いやりがある。相手の気持ちを考えることができる。想像力がある。

・理解力がある。(コミュニケーションがきちんと成り立つ)

・地頭がよい。

・要領がいい。器用。

・スポーツが好き。経験がある。

・一緒にいて楽しい。

・性格や価値観のズレがない。

・安心感を持てる。頼りがいがある。

・境遇が似ている。共通点が多い。(例:私立育ちでない、など)

そもそも、私が結婚に対して夢を描いていないのは両親が不仲であることが非常に大きな影響を与えていると思っています。
私自身も父親との仲は悪く、必要最低限の会話しかしないような関係です。

(どんな事情があろうとも親には感謝すべき、という考え方も常に頭の片隅にはあります。大学までしっかり教育を受けさせてくれたこと、決して裕福ではなかったですが不自由なく生活させてくれたことには本当に感謝しています)

結婚相手には無意識に父親(男性の場合は母親)に似た人を選んでしまうという話もあるようですが、私の理想像は完全に父親を反面教師として生まれています。

とにかくコミュニケーションがストレスなく成り立つこと。相手の意見もきちんと受け止め、逃げずに話し合いができること。

これは絶対に譲れない条件のひとつでした。
彼:タカは、反対意見でも必ず一度は聞き入れてくれるし、話し合いから逃げたりせず、間違っていたら素直に謝罪もしてくれます。

コミュニケーションがうまく成り立たない相手って、一定数いると思うのですが相性の問題なのでしょうか?しかも、女性との会話では会話のずれが気になった経験はおそらくありません。学歴とは関係が無い気がするので、勉学と言葉の理解力は全く別の能力なのか。これは長年気になっていることです。共感してくださる方はいるでしょうか…。

そのほかの条件は、これまでに何名かの方とお付き合いし、うまくいかなかった経験から来ています。

境遇が似ている、共通点が多いというのも実は大事な要素なのではないか、と思っています。
例えば、義務教育から私立学校に入っていたような方とは、おそらく家庭の経済事情にも違いがあるでしょうし、そういった生活基盤のようなところが異なっていると、後から擦り合わせるのは結構大変なのではないかと感じています。

スポーツが好き、というのもおそらく共通点に属するもの。
私はスポーツやアウトドア大好き人間。
これまでの人生の中で一度もスポーツをやろうと思わなかった方とは、経験上話が合わない確率が高いのです。
私は比較的多趣味でインドアの趣味もありますし、相手の方がインドア派なのはOK。
お休みの日は一緒にゲームをする、ドラマを観る、などもそれはそれで楽しそうだな、と思ったりしています。

果たして現実は…

結果として成婚を決めた彼:タカはどうだったかというと。

・思いやりがある。相手の気持ちを考えることができる。想像力がある。
  これは、正直ちょっとグレーです😂
  私の気持ちや気分の変化を読み取ってくれることはあまりないかなと。
  嬉しいとき、落ち込んでいるとき、不機嫌な時、etc…
  でも、これを読み取ってくれる男性って殆どいないと思います。女性は敏感にくみ取るのにね。
  きちんと気持ちを言葉にして伝えれば、わかってくれるので大丈夫!
  本当は察してほしいけど、察してちゃんにならないように気をつけます。


・ 一緒にいて楽しい。
  タカとの交際も初めのうちは、ここが引っかかってモヤモヤしていました。
  要するに、口下手。自分から話題を提供することは得意でないらしく、会話していても沈黙になってしまうことが多々🙄
  でも、不思議と沈黙が続いても無駄なストレスや焦りを感じることがありませんでした。
  私から話題を提供すれば聞いてくれるし、会話も続きます。
  タカと喋ってるとすごく盛り上がって楽しい✨というわけでは残念ながらないのですが、話を聞いてくれる相手がいるという安心感。これがすべてを凌駕しています。


・要領がいい。器用。
  これは…残念!笑
  自他ともに認める不器用くんです。
  私が基本的に要領よく何でもやってしまうタイプなので、パートナーにもテキパキなんでもやってほしいなという理想像があったのですが。
  これは、諦めることに。時間をかければきちんとやってくれます。
  料理なども苦手と言いつつ、新しいレシピに挑戦したりと努力家タイプ。
  傍から見ていると「やってあげようか?」と言いたくなる時もあるくらいですが、頼らず頑張ろうとしてくれているので今のところ見守っています👀
  今後、仕事や子育てなどお互いがいっぱいいっぱいになってしまう時があれば、得意分野で分担していければいいのかなと思っています。

成婚を決めた理由

もともと母数の少ないセクシャルマイノリティとしてのパートナー探し。
全ての 条件 を満たす相手が現れるとは思っていませんでした。

成婚を決めることができた一番大きな要因は、日々のコミュニケーションの部分でストレスを感じなかったことが大きいです。
価値観や生活スタイルの違いは、絶対に出てくるもの。
すれ違いが発生したとき、お互いに話し合って落としどころを見つけていくことができる相手であること。
話し合いができれば、よほどの大きな溝でない限りは対処していくことができると信じています。


ちなみに、パートナーと境遇が似ているかどうか。
実は、全然違うのではと思える部分も多々あります。
これから一緒に生活していく中で、家族ぐるみでのお付き合いとなっていく中でどうなっていくのか・・・、不安でもあり、楽しみな部分でもあります。

新たな面白い発見があったら、記事にしてみたいと思います。

追記
条件の擦り合わせはしっかり行って確認してきたつもりだったのですが、生活を共にしていく中でかなりの衝撃的なズレが生じてきてしまいました。
関連記事 “友情結婚に対する価値観も様々。「温かい家庭」という言葉から思い描く形とは。"

ただ、このズレは夫タカが故意に隠していたわけではなく後に発覚した発達障害の性質により、「タカ自身が正しく自分のことを理解できていなかった」&「理想は理想としてあるけれどもその通りに行動することは難しい」というところがあるようです。
関連記事 “ASD夫。自称、共感性が高い!?"

私自身としては、最初から言ってくれれば・・・の気持ちは拭い去れないところがありますが、結婚を決めた以上、頑張れるところまではやってみたいと思っています。