友情結婚 しなければよかったのか。結婚相手を間違えたのか。(夫目線)

前記事で書いたように、現時点の生活は、独り身のときと比較して圧倒的にネガティブな気持ちにさせられることの多い日々。

後先を考えないのなら、自分の心を平穏に保つために今すぐお別れしたいくらいというのが妻としての本音です。

離婚も選択肢の一つとして今後について悩んでいることは夫タカにも常々伝えていますが、タカは実際私との 友情結婚 生活をどう思っているのか。

夫の中に離婚の選択肢はある?

もしも離婚を選ぶのであれば、決断は1日でも早いほうが良い。
とはいえ、どちらの選択肢がよいのか、人生の検討要素は多すぎて、そう簡単には決められるはずもありません。

結婚は相手の人生にも深く関わるもの。

結婚を選んだ以上、困難が生じても支えあって乗り越えていかなければならないという決意をしたはず。
そう簡単に投げ出すこと(自分の決断が間違っていたと認めることでもある・・・)は自分の性格上できないし、私とタカの2人の人生をトータルで考えることも大事だと思っています。

ここで大きな疑問として、夫タカの中には離婚という選択肢が全く存在していなさそうにみえるのです。

「私は毎日タカの言動に傷つけられてばかりだし、タカも私といてつらい思いをしていることもたくさんあると思う。離婚したほうがお互い楽になれそうだけど、タカはどう思ってる?」

もしもタカが現時点で離婚したいと考えているのなら、潔く離婚を選ぶことも覚悟の上で、聞いてみました。

返ってきた答えは、「離婚は考えていない」の断言。

嬉しいような複雑なような。

タカも私から毎日のようにいろいろ指摘されて落ち込んだりもしているし、独りにさせて欲しいということも多いくらい。結婚して後悔しているくらいなのではないかと予想していたので、考えてもいないとは驚きでした。

夫の結婚生活のモチベーションはどこに?

タカとしては、今のところいかに婚姻生活を継続できるか、しか頭に無いよう。

私がこれが嫌だった、こうしてほしいなどというと、「すぐに全部は直せないと思うけど、こういう風に気を付ける。それなら大丈夫そう?」とかいうのです。

これがまた情に訴えてくる・・・😢
こんなに変わろうと努力してくれるのだから、と期待するのも束の間、次の瞬間には同じような言動でどん底に引きずり落されるの繰り返し。

だけど、タカにとって、なぜそこまでして結婚を続けたいと思うのか?

モチベーションは?

私と生活することで苦しい思いをしているだけで、何一ついいことがあるようには見えない。

私に色々と注意されてばかりで辛いことも多いだろうはずなのに、何がプラスに感じているのかさっぱりわからない。

私と一緒にいることを楽しいと感じているようにはどうにも思えない、むしろ苦痛に感じているようにしか見えないし…

私に話しかけられると、できるだけ早く会話を終わらせたいと思ってしまうのが本心だとまで言い放った夫。

そんなことなら。お互い何もいいことがないなら、さっさと離婚した方がお互いいいのではと思うのです。

前記事に書きましたが、私だって、誰かを傷つけ続けながら生きることなどしたくない・・・

一体どこからそのモチベーションを得ているのか。 私から見えているタカの心理状態と、言葉による回答の乖離がどうにも理解できず、その考えに至った理由も詳しく教えて欲しいとお願いしました。

ASDの特性もあり、必要最低限のことしか言わないので物事の理由や背景は、こちらから促さなければ説明してくれることはまずありません。また、自信の考えをまとめて言葉にするにも非常に時間がかかるため、この後の回答をもらえるまでには数日かかっています・・・もやもや。

結婚したことには満足しているらしい夫

数日かけて考えた後に話してくれた内容は以下のようなもの。

独りでいたときよりも、結婚して自分の人生にはプラスになっていると思っている。
辛いこともあるけど、困難に立ち向かっている、改善しようとしている自分が嫌いじゃないから。
なんだかんだで努力している人生があることにプラスの意義を感じている。と。

・・・まったくそうはみえないけど😱

でも。

そこに、「私」は含まれていない。

私じゃないほかの誰かでも、きっとタカにとっての満足感は何一つ変わらないだろう。

私は私"あや"として認められているわけじゃない。私個人としての存在意義がどこにも感じられず、ものすごくむなしい気持ちに突き落とされました。(そんな感情は知る由もないASD夫)

さらに。結婚してよかったと思っているし、「2人にとっても」離婚はしないほうがいいと思っている。

とさらっと言い放った夫。

え、今なんと?

自他の区別がつきづらい(=自他境界が弱い)というASD。

自分は結婚してよかった=私あやも、独りに戻るより結婚している状態のほうが幸せなんだ、と勝手に決めつけられているのです。

私がどう感じているかは全く頭にない夫 ~自他境界が弱いASD~

コミュニケーションが上手く取れずに辛いということは常々伝えている私。

私にとっては、今現在は独り身の時より断然辛い毎日。少しでも良くなっていくことをまだ期待を捨てきれないからこそ離婚に踏み切れないわけで…

「私にとっても、離婚しない方が幸せになれると思っているのか?」と。

そんなことは考えても見なかった、という顔をする夫。
自分と他者の受け止め方が違う可能性があることなど、全くもって理解していないし考えてもいないのです。

夫にとって、私とはどんな存在なのだろう

毎日のように、どうしたら夫婦関係が改善するのか、自分がどう変わればいいのか必死に考えて悩み、今まの人生で悩んだこともなかった不眠症にまで陥る日々。

タカの人生はプラスになっているのかもしれないけど、私の人生は独りでいるときよりもマイナスの状態。

独りのときよりも温かい時間が増えることで人生はプラスにいくはずだと想定していたのに、実際にはできるだけ喋りたくないとか言われて。。一刻も早く、せめてゼロまでは引き上げる努力くらい見せてもらいたいのです。

では、そもそもなぜ私を選んだのか?

他の人を選んでいたらタカにとっても、もっと楽に暮らせていたのでは?

私の人物像を見誤っていた?

せめて、私に何か非があるならそう言って欲しい。

私にも大きな非があるのなら、上手くいかない毎日にも、「自分も悪いから。タカにとって不都合な事実を正すことができないから」だと正当化させることができる。

それなのにタカの答えは。


あやの価値観は理解した上で結婚を決めたし、婚活時と今とで私が求める内容に乖離はないこともわかっている。(わたしが入籍を機に過剰な要求をし始めたわけでもないし、性格が変わったわけでもない)

性格上もそういう人(自分の軸を強く持っている。完璧主義で意見は割とはっきりいう)だとわかって選んだし、それが良いと思って選んだ。

だからこそ色々言われることを受け止めて努力する責任はあると思っている。

そして、タカ自身が婚活時に提示していた価値観と、現実の過ごし方に乖離があるのは自覚していて、そこにも責任があると思っている。

それ(責任感)も、結婚生活を維持する方向で考える理由の一つ。と。


だったら、、わかっているのなら。一刻も早く変えて欲しいというか変われるはずではと思ってしまう私。。発達障害の特性もあって現実は難しいのでしょうし、それがゆえにタカもきっと悩んではいるのでしょう。
器用な私には理解しづらい上に、どうしても被害者意識が邪魔をしてしまっているような気もしています。

私とタカは完全にお互いマッチングを見誤ったのだと私は思っていたのですが、実はタカはそうは思っていないようで、むしろマッチングは間違っていないと思っているよう。。
嬉しいようだけど全く嬉しくない。

責任感とは?

私は、お互いの人生をトータルで見た時にどの選択がベストなのかを考えるべきだと思っています。

その人を選んで結婚したからこそ、自分が至らない部分は、いくら辛くても相手の人生を良くさせるために努力する責任がある。

だけど、どんなに努力しても、自分がいることでプラスよりマイナスの影響が大きいことが避けられないのなら、離婚を提示することもある意味責任だと思うのです。

タカにとっては、「私だから」上手くいっていないのではなく、相手が誰であっても同じような苦しみは乗り越えなくてはならないものと思っているようで、ある種私は、その乗り越えたい欲を満たす相手に選ばれて、タカにとってはなんとなく満足できてている人生に、こちらばかりが嫌な思いをしながら付き合わされているように(私が嫌な思いをしてても自分が満足してればいいわけ?と・・・)感じてしまっているのですね。。


ひとまず、この日の会話はお開き。

離婚か継続かは、自分だけでなく2人の人生にとってトータルでどうかを考えないといけないから、私の人生にとってどうなのかも含め、もう一度しっかり考えてみて欲しい、と投げかけたままになっています。

とはいっても、ASD持ちの夫には、私にとって何が最適かを「正しく」考えることはおそらくできない。

離婚したら夫や夫のご家族などにも辛い思いをさせてしまう…などという余計な気遣いは捨てて。さらには、結婚を祝福してくれた私の家族や周囲からの期待を裏切ることなど何も気にせず、自分(あや)の幸せだけを考えて結論を導き出せたらどんなに楽だろうと思わざるを得ません。

だけど、わたしにも結婚を決めた責任はあり、夫にとっての希望が婚姻継続なら、それを守ることは私の責任でもあると思っています。

私は、どうしても自分の気持ちに蓋をしがち(自分が我慢することで周りが平穏でいられるならそれがよい。余計な心配をかけたくない)なところがあります。

だけど、自分が壊れてしまわないように。
壊れてしまう前に、適切な判断を下せるようにしておかなければなと思います。

自分が壊れること。それが、何よりも周りの皆を心配させることになるということを忘れないでおきたいです。


(参考)発達障害について

最近見た中では、府中こころ診療所様のWEBページがとても特徴をとらえておりわかりやすいので貼っておきます。
もしも発達障害にご興味ある方は覗いてみてください。(半分、自分の備忘録のようなものです)