夫の 発達障害 ：アスペルガー(ASD)疑惑、そして診断。
本人に気づかせることの難しさ
本人に対して「障害を持っているのではないか」と進言するのは大変勇気のいることでした。
さらに、双極性障害の診断を受けてまだ間もなく、やっとこの病気と向き合っていく決意ができてきたかと思われてすぐの話です。
しかし、何日も何時間も、ASDについての記事やブログなどを読み漁り、やはりこのままでは私の気が持たないと思い、本人に伝えることにしました。
様々な情報源から、ASDの特徴と、タカの普段の行動から一致すると思える部分を書きだし、「あくまで、これまで私の周りにいた人たちとの比較によって判断している」という前置きをしたうえで本人がどう感じているか聞いてみました。
具体的に挙げた特徴は以下。
大なり小なりあるものの、大量･･･。
そして皮肉なことに、私がどれも得意なこと、真逆の特性ばかりなのです。
アスペルガー症候群（ ASD ）の特徴
・自分の感情を表現したり、自分の発言や行動が他人に与える印象を想像することが苦手
・相手の気持ちや表情の理解やそれに寄り添った言動が苦手
・ユーモアやお世辞、皮肉や比喩を理解することが難しい。言葉通りに受け取る。
・話すとき、聞くときに相手の目を見ない、目を合わせない
・耳から入ってくる情報処理が不得意
・新しい人や状況、予想外の事態への臨機応変な対応が苦手
・言葉自体の意味は理解できていても、周囲の状況や場所や相手の年齢やタイプに合わせて話すこと（場の空気を読む、TPO、暗黙のルール）が苦手
・相手が傷つく言葉を悪気なくいうことがある
・興味が限定的、反復的な行動を好む
・反射的な対応や、言われたことへの応用が苦手
・特定の五感が鋭敏または鈍感
・同時並行作業が苦手
・同じルーティーンで行動したがる。知らないものには手をつけない。
・視野が狭い。
そして。
・タカ自分自身がそういった特性を持っている自覚がないものがある、
または／かつ
・私がそういう状況に置かれていることに(こちらから言わない限り)全く気づいていない
これらの中で、自分が当てはまっていると思える、かつ他の人よりも社会生活で苦労していると自覚している点があるようなら、次回以降の（双極性障害の）通院時に相談してみてもいいのではないか、と伝えました。
おそらくかなり幸運なことに、タカはしばらく持ち帰った後にこれも受け止めてくれ、次の通院で相談することとなりました。
自分でも思いあたるところがあったようです。