【休職6ヶ月目】自分の経験が、結果的に誰かを救うことになったらいい。
ここ数週間で復職への段階が順調に進み、ようやく復職が見えてきた。
休んでいた間の負債を1日でも早く取り戻したい。
キャリアを休んでも、一度立ち止まってもまた活躍できるというロールモデルになれたらいい。
一度折れたら終わりだという、不安な思いを持たずにいられる社会になったらと思う。
自分自身も、いまだに穴を開けてしまったという惨めな思いは拭えないし、また皆に受け入れてもらえるのか、きちんと活躍できる存在になれるかという怖さもある。
また同じように迷惑をかけたくないという思いもある。
今回、自分が当事者になったことで、今までの自分がどれだけ心の病について無知だったか、間違ったイメージを持っていたか、そしてどれだけ辛いものなのかということがわかった。
そして、経験しなければ絶対にわからないままだった。
自分の経験が、結果的に誰かを救うことになったらいい。こんなに辛い経験はもうしたくないし、する人が出ないでいてほしい。
休むことが、むやみに卑下することなく、選択肢の一つとして受け入れられるようになるといい。
そのためにも、キャリアブレイクがあっても、道は閉ざされないという一つの実績を作れたらいい。
ロールモデルがあること、たった一つでも例があることで、「同じ場所で」働き続けることへの希望が持てることに繋がると思うから。
一度このような形で休んでしまうと、ネガティブな印象、イメージを持つ人は少なからずいると思う。
だけど、そのような印象に負けずに、一度挫けても、また活躍し、受け入れてもらうこともできるんだという一つの形を実現できたらいい。
時間はかかるかもしれないけれど、ネガティブな印象を忘れてもらえるくらいになれたらいい。
最近読んだマンガ、「鈴木先生」より。
「無理に抱え込んであとで迷惑かけるな」 心に刺さる言葉だった。
間違いなく、いろんな人に迷惑をかけた。上司だけでなく、同僚、後輩たちにも。
復職が怖く無いと言ったら嘘になる。
不安だらけ。受け入れてもらえるだろうか。みんなどのように反応するだろうか。仕事はきちんとできるだろうか。自信を持って業務を進めることができるだろうか。また必要とされる人材になれるだろうか。周りにとっては、自分がいない環境が当たり前になっているのではないか。
休職しているということ。
ものすごく不安で、惨めで、後ろめたい気持ち。
結局、最後まで拭えなかった。
確かにプレッシャーのかかるようなことは何一つないし、これ以上ないくらいに楽に過ごさせてもらえていたけれど。
休職という事実は常に重くのしかかっていて、常に孤独と闘っていた。
誰にも必要とされない。社会から孤立してしまっている感覚。
これほど辛いものはない。 自分の存在意義が本当にわからなくなってしまう。
「休むという仕事」は、上手くできていなかったかもしれない。
立場をわきまえて、やるべきことができていたかというと、もしかしたら落第生なのかもしれない。